節税のヒント！アメリカ家賃収入の確定申告について
アメリカではとても多くの人が不動産を貸し、賃貸収入を得ることが一般的です。不動産による賃貸収支の申告は、Schedule Eという申告書を使用します。Schedule Eには、賃貸収入とその収入に関連する費用を記載し、最大3つの個別の物件について申告できます。
Form W-9の記入方法
Form W-9は、IRSの税務フォームであり、あなたが企業から報酬、料金、契約金等を受け取る場合に、企業があなたの名前、住所、納税者識別番号（TIN）を確認するために使用します。基本的に企業からForm W-9を受け取る人は、米国市民、または税務上米国居住者となります。最も一般的な例としては、個人事業主（フリーランサーなど）としてアメリカで働く場合、仕事の請負先の企業からForm W-9の提出を依頼されることがあります。
注意！ アメリカ確定申告後の住所変更手続き忘れていませんか？
確定申告時の住所と現在の住所が異なる場合、IRSから税還付金の小切手や監査等の手紙を受け取れない可能性があります。基本的に、IRSから納税者への連絡方法は、郵便になります。小切手や手紙が届かないなどのトラブルがないよう、住所が変わった場合はIRSに住所変更手続きをしてください。
Inflation Reduction Act：インフレ抑制法案による税制変更の解説とお知らせ
長い時間と議論の末、米議会上院は8月7日、歳出総額約４３００億ドルの「インフレ抑制法案」を可決しました。8月12日に下院の可決を経て法案が成立しました。今回の大型法案の要点は、税制の変更によって大きく歳入を増やし、その歳入から気候変動対策への投資と財政赤字への補填をすることです。今後、一般の納税者にも関わる内容ですので、是非解説を参考にしてみてください。
全ての米国非居住者の方が知っておくべき事。Form W-8BENとは
もしあなたが米国非居住者の場合、アメリカの事業者から受け取る所得に対して、多くの源泉徴収税が引かれていませんか？昨今、アメリカに居住していない日本人が、アメリカで所得を得る機会が増えてきています。適切に税務対応しないと、気づかない間に多く源泉徴収されることになりますので注意が必要です。この記事では、全ての米国非居住者へ向けて、必須の情報を記載しています。